例会のお知らせ|矯正歯科の診断・治療法をお探しの方は日本フェイシャルオーソトロピクス研究会まで

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第36回 定例会報告

2021年6月16日

平成24年3月11日(日)中央大学駿河台記念館
司会 菅原 泰典 会員
● 話題提供1,『症例の観方』 角野 亮太朗 会員
              Reviewer: 里見 優  会員
● 話題提供2,『オーソトロピクスの実践』 清水 正裕 会員
              Reviewer: 瀧本 正行 会員
● パネルディスカッション:
『早期治療におけるフェイシャルオーソトロピクス: 適用の利点と欠点』
       パネラー: 嶋 浩人 会員、横須賀 良次 会員
● Basic Seminar: 清水 敦 会員

嶋会員から、バイオブロック装置と他の顎機能的矯正装置との治療結果の違いについて、横須賀会員からは、バイオブロック装置ステージ1とステージ3についての利点欠点が説明された。
両会員とも、複数の若年期症例を交えて、早期治療にバイオブロック装置を使うことで歯列の改善だけではなく、顔貌の改善変化が認められる、との報告があった。
欠点については、早期治療のみで解決する場合のマネージメントの困難性、一日の装置装着時間が比較的に長い点、また、オーラルポスチャー改善に付随する顔貌と歯列の改善変化には、ある程度の組織順応および改変期間を待つことが推奨される……等の点が挙げられた。
つづくディスカッションでは、乳臼歯への処置(※オーソトロピクスでは症例の難易度に応じて第一大臼歯と前歯の圧下移動をおこない、一時オープンバイトをつくった後、Biobloc Stage Ⅲ,Ⅳへの移行前に乳歯を削合、あるいは抜去することも推奨される場面がある)や治療中の前歯部の開咬について質問があり、とりわけ小児歯科診療およびほかの矯正歯科臨床との、「オーラルポスチャー」に関する認識のちがいが浮き彫りになり、それを機にさまざま視点から質疑が交わされた。