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第44回オーソトロピクス定例会報告

2021年6月16日

第44 回 オーソトロピクス定例会
2016 年3 月6 日、中央大学駿河台記念館にて、定例会が開催されました。
会員およびビジターの多数のご出席、ありがとうございました。
顔と歯列の健全な発育の鍵となる0ral posture 、Biobloc Stage Ⅲ の取り扱い、呼吸の生理とカプノメーターによる正常呼吸の客観評価と米国における呼吸治療の実際、混乱を増しつつある日本の小児矯正治療の適正なマーケティングの在り方に関して、活発な意見が交換されました。

(1)Basic Seminar は、症例の難易度の判断基準とBiobloc Stage Ⅲの効果について、John Mew 先生の実例を交えた解説。(担当:横須賀良次会員)

(2)三好光平会員(ワイオミング州呼吸習癖大学大学院生・神奈川県相模原一般歯科開業)から、Breathing Science の講演がありました。呼吸障害は、成長期の子どもに対しては歯列の異常と長顔化や顎の狭窄と後退をはじめとする顔の成長変化をもたらします。さらには慢性疲労や自律神経失調など、症状は多彩。罹患年齢も乳幼児から大人までとても幅が広いといわれます。口呼吸はCO2 deficiency Breathing Dysfunction との関連が指摘されており、共同演者のRoberto de Guevara 氏( R e s p i r a s ™ s p e c i a l i z e s i n b r e a t h i n g p a t t e r n d i s o r d e r s , a h a b i t l e a r n e d a f f e c t i n g p h y s i c a l , m e n t a l a n d e m o t i o n a l f u n c t i o n i n w o r k ,b u s i n e s s , s p o r t s , h e a l t h , a n d s c h o o l .)より、呼吸の生理からをはじめ、カプノメーターを用いた呼吸訓練の症例報告がありました。客観評価法の導入が、理学療法や生活指導の有効性を挙げることも紹介されました。

(3)特別講演:「小児矯正のマーケティング」と題して、株式会社Value Link 代表 高橋信也氏より、Web マーケティングの基本から実践活用、さらには患者さんとの良好な人間関係の構築に至るまで、Value Link 社の実績に基づく経営基盤の強化策の数々が紹介されました。
医療も社会経済や産業の変化とともに大きく変化をしていきますので、良質な医療の提供には、時代変化に応じて、安定持続を維持する医院管理と円滑なPublic relationが鍵となります。
高橋氏には、懇親会でもさまざまな医院経営上の指南をお話いただき、楽しく有意義な1日を過ごすことができましたこと、感謝申し上げます。(企画・進行:里見優)