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「よくわかるOrthotropics」シリーズ 第3回目

2021年6月16日

オーソトロピクス治療の開始時期は、成長の阻害因子の排除を含めて早いことが望まれます。
そこで今回は「用語」の整理。
ここのところがゴチャゴチャしていると、オーソトロピクスの成果がおぼつかなくなるおそれがあります。矯正歯科治療に限ったことではありませんが、「Semantics(意味論)」が説かれるには説かれるなりの深いワケがあります。

明別しておきたい「矯正歯科処置の種類」と、そして「オーラルポスチャー」の実質内容を挙げましょう。

【矯正歯科処置の種類】
●【Orthodontics(オーソドンティクス)】
歯牙の移動処置(装置はマルチブラケットを主体とする)
●【Orthopaedics(オーソペディックス)】
顎骨の移動処置(上顎複合体への対応のほか、各種の機能的矯正装置による下顎の成長誘導も含んで言うこともある)
●【Orthotropics(オーソトロピクス)】
顔面の成長の是正、あるいは本来的成長に向けた誘導処置。

【オーラルポスチャーの正しい理解】
●【Orthotropics(オーラルポスチャー)】
正常(生理的)な顎顔面の成長が発揮される条件のことで、
「舌が口蓋に収まり、口唇はかるく閉じる。そして上下歯牙はきわめて近接する(水平成長の発現を期待するのであれば、日中はかるく触れる)状態の維持」。
※ 軟組織の普段のバランスがおよぼす『時間効果』は、短時間に強い力が働く場合よりも絶大! 「オーラル」における「ポスチャー」の大切さ、です。